死にたがり屋の少女は暴走族と・・・
第2章

消えた仲間


バキッ


ゴキッ


「や、やめてくれぇ。お、お願いします!!この通りです!!」


「はぁ?虫けらの分際で俺に話しかけてくんじゃねぇーよ!!」


「ひぃィィ!!」


バキッ


たくっ…。汚ねぇ奴ら。


「俺に触んなっつーの」


虫けらが触ってきた自分の手をハンカチで綺麗に消毒する。


すると後ろから足音が。


コツ コツ コツ…


振り返ると俺が待ちわびていた奴がいた。


「んぁ?やっと来たか?」


「この人たち…何?」


「お前が遅いからコイツらと遊んでたんだよ。」


「…」


フッ…無表情かよ…


「久しぶりってのに、お前は相変わらずだな。」


「未雨…」
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