世界探偵団!!~怪奇現象、私たちが解決します~
3、雷使い~廃ビルに潜む悪霊を退治せよ~
「おいおい、お前ら……何騒いでんだ」
俺が部屋に入ると、ファンとティモシーが走り回ってて、腰辺りまで伸びた栗色の髪にアンバーの目をした女性……カタリーナが呆れた顔でそれを見ていた。
「一口、ちょうだいよー!」
そう言って、ファンはティモシーを追いかける。お前らは、子供か……。
「元気だな、相変わらず」
そう言って、仮面を付けた銀髪を1つに束ねた男性が姿を現す。
「デ、デウスっ!?」
目の前に現れたデウスに、ティモシーは足を止めた。
デウスは、世界探偵団の創立者で俺らに不思議な力を与えた人物だ。
「……おい、コスティア・シュヴァイガー」
デウスは、俺のフルネームを呼びながら俺を見つめる。……そういや、デウスっていつも全員をフルネームで呼ぶよな。
「何だ?」
「近くにある廃ビルにいる悪霊を、全部倒して来い!1人でだ!」
「はぁ!?」
「試練だ。リーダーとしての資格があるかのな……ほら、依頼書だ!依頼に行ってこい!」
俺に依頼書を押し付けると、デウスは消えていった。
「……何?あの態度……ムカつく」
俺に近づいて来たカタリーナの呟きに、アレクサンドルは苦笑する。
「……でも、仕事は仕事だ。俺は行くぞ……お前ら、留守番頼むぞ」
そう言って、俺はデウスに押し付けられた依頼書を片手に、依頼者のもとへと向かった。
俺が部屋に入ると、ファンとティモシーが走り回ってて、腰辺りまで伸びた栗色の髪にアンバーの目をした女性……カタリーナが呆れた顔でそれを見ていた。
「一口、ちょうだいよー!」
そう言って、ファンはティモシーを追いかける。お前らは、子供か……。
「元気だな、相変わらず」
そう言って、仮面を付けた銀髪を1つに束ねた男性が姿を現す。
「デ、デウスっ!?」
目の前に現れたデウスに、ティモシーは足を止めた。
デウスは、世界探偵団の創立者で俺らに不思議な力を与えた人物だ。
「……おい、コスティア・シュヴァイガー」
デウスは、俺のフルネームを呼びながら俺を見つめる。……そういや、デウスっていつも全員をフルネームで呼ぶよな。
「何だ?」
「近くにある廃ビルにいる悪霊を、全部倒して来い!1人でだ!」
「はぁ!?」
「試練だ。リーダーとしての資格があるかのな……ほら、依頼書だ!依頼に行ってこい!」
俺に依頼書を押し付けると、デウスは消えていった。
「……何?あの態度……ムカつく」
俺に近づいて来たカタリーナの呟きに、アレクサンドルは苦笑する。
「……でも、仕事は仕事だ。俺は行くぞ……お前ら、留守番頼むぞ」
そう言って、俺はデウスに押し付けられた依頼書を片手に、依頼者のもとへと向かった。