愛は惜しみなく与う⑦
「あんたは案外、信者がおるやん」
「…?」
「力で押さえつけたり、そんなんせんでも、周りにいてくれた人がおるやろ?」
鈴だって、色々あったとはいえ、サトルと過ごして好きになったんやろ?それはサトルのええところを鈴が見つけたってこと。
ご両親も鈴も紗羅ちゃんも……な
「とりあえず話も聞いてあげるし、この際相談も乗ってあげるわ」
まだ全然暴れてないからさ
力が有り余ってる。
「やしいっぺん、頭冷やして生まれ変わってこい!!!」
地面を強く蹴る
殴り合いしよう
思ってるのも拳にぶつければ良い
まぁ、喰らう気はさらさらないけどさ。
あたしも、サトルも、結局はこういうやり方しかないねん。
話して分かりあえるなら、既にやってる。
サトルも本気で構えて殴りかかってきた。
後ろで泉が、下がってろと鈴に言っているのが聞こえる。
「お前、明後日誕生日会だろ?傷つくっていいの?」
見えないところ狙おうか?そうサトルが笑いかけてきた。
「気を使ってくれてありがとう。でも大丈夫やで?あんたの動きは止まって見える」
「…?」
「力で押さえつけたり、そんなんせんでも、周りにいてくれた人がおるやろ?」
鈴だって、色々あったとはいえ、サトルと過ごして好きになったんやろ?それはサトルのええところを鈴が見つけたってこと。
ご両親も鈴も紗羅ちゃんも……な
「とりあえず話も聞いてあげるし、この際相談も乗ってあげるわ」
まだ全然暴れてないからさ
力が有り余ってる。
「やしいっぺん、頭冷やして生まれ変わってこい!!!」
地面を強く蹴る
殴り合いしよう
思ってるのも拳にぶつければ良い
まぁ、喰らう気はさらさらないけどさ。
あたしも、サトルも、結局はこういうやり方しかないねん。
話して分かりあえるなら、既にやってる。
サトルも本気で構えて殴りかかってきた。
後ろで泉が、下がってろと鈴に言っているのが聞こえる。
「お前、明後日誕生日会だろ?傷つくっていいの?」
見えないところ狙おうか?そうサトルが笑いかけてきた。
「気を使ってくれてありがとう。でも大丈夫やで?あんたの動きは止まって見える」