愛は惜しみなく与う⑦
「泉!!!杏は!?」
あいつはどこだよ!
そう叫ぶ朔
「うん、今から戻る」
もうこれで妹もいないから、心置きなく杏を守れるから。
「泉!」
大きな声で身体がビックリする。親父…?
何故ここにいるのか分からないけど、親父が俺を呼んだ
「嬢ちゃんを守りに戻れ」
あぁ
言われなくても分かってる
親父の言葉に頷いて、再び廃墟へ戻る。
そんなに時間は経ってない。水瀬の動き次第だけど、まだ間に合うから!
朔達の声も聞こえる
見たことない奴らもいっぱいいる。
薔薇の奴らかな
杏は愛されてるな
その時携帯が鳴る
そんなの無視して行こうと思ったけど、何通も何通も一気に届く。なんだ?
ずっと嫌な予感がしているから携帯を見る
全て杏から?
何故か杏からの連絡
電話ではなくメール
そして全て同じ内容
『もう一個爆弾があった。入口側の病棟の1階。もう爆発するみたいやし、入口から離れて。吹っ飛んだあと、あたしを探して』
携帯を持つ手が震える
爆弾がまだあったのか?
俺は……
あいつはどこだよ!
そう叫ぶ朔
「うん、今から戻る」
もうこれで妹もいないから、心置きなく杏を守れるから。
「泉!」
大きな声で身体がビックリする。親父…?
何故ここにいるのか分からないけど、親父が俺を呼んだ
「嬢ちゃんを守りに戻れ」
あぁ
言われなくても分かってる
親父の言葉に頷いて、再び廃墟へ戻る。
そんなに時間は経ってない。水瀬の動き次第だけど、まだ間に合うから!
朔達の声も聞こえる
見たことない奴らもいっぱいいる。
薔薇の奴らかな
杏は愛されてるな
その時携帯が鳴る
そんなの無視して行こうと思ったけど、何通も何通も一気に届く。なんだ?
ずっと嫌な予感がしているから携帯を見る
全て杏から?
何故か杏からの連絡
電話ではなくメール
そして全て同じ内容
『もう一個爆弾があった。入口側の病棟の1階。もう爆発するみたいやし、入口から離れて。吹っ飛んだあと、あたしを探して』
携帯を持つ手が震える
爆弾がまだあったのか?
俺は……