愛は惜しみなく与う⑦
「あぁ、お前のことはこいつらから、いっぱい聞いたよ。俺は昴。よろしくな」
「あたしは美奈子」
「あたしは敦子…」
シーーーーン
名前を言うだけで終わる
だってさ
みんな杏が心配なんだよな
「昼まわれば、色々警察が聞きにくるとおもう。だからみんなはそれまで休憩しといて欲しい。」
泉は雄作さんに、この部屋を借りたから、みんなで使ってくれと言う。
こんな状況で寝れない…
誰一人頷かないのを首を傾げて不思議そうにする泉
「あぁ。2人は別部屋の方がいいか。もう一部屋あるか聞いてくる」
一瞬なんのことか分からず反応できなかったけど…そう言うことだよな。
「え?別にあたしらはこの部屋でええよ?」
「そうよ。誰もそこに引っかかってるんじゃないわよ」
関西の女の鋭いツッコミが入る
「泉…。ちゃんと話してください」
新は言葉足らずな泉を見兼ねてか、泉にそういった。
みんなそう思ってる。知りたいと思ってる。
でも俺たちは、泉の口から言わせるのは酷な気がして強く言えなかった。
「あたしは美奈子」
「あたしは敦子…」
シーーーーン
名前を言うだけで終わる
だってさ
みんな杏が心配なんだよな
「昼まわれば、色々警察が聞きにくるとおもう。だからみんなはそれまで休憩しといて欲しい。」
泉は雄作さんに、この部屋を借りたから、みんなで使ってくれと言う。
こんな状況で寝れない…
誰一人頷かないのを首を傾げて不思議そうにする泉
「あぁ。2人は別部屋の方がいいか。もう一部屋あるか聞いてくる」
一瞬なんのことか分からず反応できなかったけど…そう言うことだよな。
「え?別にあたしらはこの部屋でええよ?」
「そうよ。誰もそこに引っかかってるんじゃないわよ」
関西の女の鋭いツッコミが入る
「泉…。ちゃんと話してください」
新は言葉足らずな泉を見兼ねてか、泉にそういった。
みんなそう思ってる。知りたいと思ってる。
でも俺たちは、泉の口から言わせるのは酷な気がして強く言えなかった。