愛は惜しみなく与う⑦
あ、そうや
泉に抱きかかられるまま、左足を動かして、あるものを蹴飛ばす
ふぅ危ない危ない。サトルと話してる時から、タイミングを見計らってた。
サトルが地面に置いた拳銃
また皆んなを撃とうとするとか、ごめんやで。サトルの身体を触った時、ほかに隠し持ってる感じはしなかった。
多分やけど
「杏に触れるなよ」
吹っ飛んでいたサトルは、頭を押さえながらゆらゆらこちらへ歩いてくる。
「泉、杏様をお願いします」
「あぁ」
え、志木?
身体が宙に浮いて泉は小走りで部屋の入口へ走る。志木は?1人?
「大丈夫。みんなと待ってて」
そのまま泉は、あたしを朔達の元へおろして、サトルの方へ行ってしまう。
待って、置いていかんといて…
「おい、怪我してねーか?」
朔に頬を叩かれて、ハッとする。
朔も所々怪我をしている。あたしは怪我はしてないよ。
「杏!!大丈夫かよ」
響はあたしの顔を覗き込んで、何かを見て、悲しそうな顔をした。
そうか
首を締められた跡が残ってるんかな。そんな顔させてごめんな。
泉に抱きかかられるまま、左足を動かして、あるものを蹴飛ばす
ふぅ危ない危ない。サトルと話してる時から、タイミングを見計らってた。
サトルが地面に置いた拳銃
また皆んなを撃とうとするとか、ごめんやで。サトルの身体を触った時、ほかに隠し持ってる感じはしなかった。
多分やけど
「杏に触れるなよ」
吹っ飛んでいたサトルは、頭を押さえながらゆらゆらこちらへ歩いてくる。
「泉、杏様をお願いします」
「あぁ」
え、志木?
身体が宙に浮いて泉は小走りで部屋の入口へ走る。志木は?1人?
「大丈夫。みんなと待ってて」
そのまま泉は、あたしを朔達の元へおろして、サトルの方へ行ってしまう。
待って、置いていかんといて…
「おい、怪我してねーか?」
朔に頬を叩かれて、ハッとする。
朔も所々怪我をしている。あたしは怪我はしてないよ。
「杏!!大丈夫かよ」
響はあたしの顔を覗き込んで、何かを見て、悲しそうな顔をした。
そうか
首を締められた跡が残ってるんかな。そんな顔させてごめんな。