愛は惜しみなく与う⑦
俺らの烈火は、引き継がれていく。

海斗さんが蓮さんから引き継いで…その海斗さんから俺が引き継いだ。


本当なら俺は先に烈火をやめて、朔か慧あたりに総長を渡すつもりをしていた。


でも気持ちが変わった。 



こいつらと同じ時代で烈火をやりたいと想った。俺たちが卒業すれば、どうだろな。誰に任せようかな。

そんな風に考えれる。烈火は絶えないから。


でも薔薇は違う


その光景を見て考えさせられた。


俺たちは卒業した後どうなるんだろう。
烈火が無くなることはないけど、俺たちはあと1年半で、思い描いた烈火からの卒業は、できるんだろうか。


こんだけ色々あると、関東の他のチームとも普通に渡り合えるような気がしてくる。


世間的に理解してもらえないけど…

やっぱりチームだから、強くて誰からも一歩置かれるようなチームにしたい。


それはきっとみんなそう思ってる。でもそれも後一年半。どこまで押し上げれるだろうか。


どんな形が1番、みんなにとって気持ちのいい卒業なのか。


1人で悩んでも仕方ないのは分かるけど。考えさせられてしまうな。
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