会長のお気に入りかよ‼-百花繚蘭-【完・番外編追加中】
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うう……なんで私がこんな目に……。
月曜日も朝。私は居心地悪く登校していました。
私は、髪は長い方なのですが、動きやすいようにいつもひとつしばりにしています。
化粧なんかは興味の範囲外なので日焼け止めしか持っていません。
……そんな私を音々はいいようにしやがりました。
『いつものポニーテールも可愛いんだけど、蘭の学校での言葉遣いだと、もっとお嬢様っぽくしても似合うと思うのよね。実際高級料亭のお嬢様って言っても過言じゃないんだし』
それは過言です。うちでお嬢様なのは湖蘭姉様だけです。
と反論も虚しく、結局、帰って来たお母さんもなぜか途中参戦してきて、私の髪をいじったり薄化粧だからと色々試しやがったり……改めて今朝、二人にとっては完成形らしい今の状態にされて送り出されたのです。
隣にいる音々は上機嫌です。
「蘭可愛いなあ~」
「……やめろ」
「ほら蘭、言葉。猫かぶらないと」
「はっ」
うう……なんで私がこんな目に……。
月曜日も朝。私は居心地悪く登校していました。
私は、髪は長い方なのですが、動きやすいようにいつもひとつしばりにしています。
化粧なんかは興味の範囲外なので日焼け止めしか持っていません。
……そんな私を音々はいいようにしやがりました。
『いつものポニーテールも可愛いんだけど、蘭の学校での言葉遣いだと、もっとお嬢様っぽくしても似合うと思うのよね。実際高級料亭のお嬢様って言っても過言じゃないんだし』
それは過言です。うちでお嬢様なのは湖蘭姉様だけです。
と反論も虚しく、結局、帰って来たお母さんもなぜか途中参戦してきて、私の髪をいじったり薄化粧だからと色々試しやがったり……改めて今朝、二人にとっては完成形らしい今の状態にされて送り出されたのです。
隣にいる音々は上機嫌です。
「蘭可愛いなあ~」
「……やめろ」
「ほら蘭、言葉。猫かぶらないと」
「はっ」