会長のお気に入りかよ‼-百花繚蘭-【完・番外編追加中】
+++
翌日金曜日の放課後の生徒会。
今日も仕事はたまりにたまっている。
俺と哀淋と幹が机にかじりついていて、こーちゃんが動き回る仕事をしてくれている。
四分の三も消化された頃、俺が「少し休憩」と号令を出した。
「そういえば朝宮、裏生徒会の件はいいの? 特定しようって言ってたけど放っておいたままじゃない?」
哀淋が指を組んで腕を前に伸ばしながら言って来た。
あ、言うの忘れてた。
「あれ九条先生だよ」
「「「………え」」」
あれ? 誰も気づいてなかった?
「朝宮、知ってたの?」
「いや。この前の伽藍の生徒会室での話の出方が、内部じゃないと知ることが出来ない感じだったからな。転入生の伽藍は除外して、残るのは生徒会メンバーと顧問。みんなを疑うより先に九条先生に訊いてみたら、そうだよって案外あっさり認めた」
「ほんとに先生だったの?」
「でも九条先生なら何年も前からやれててもおかしくないっすね」
「なんで先生がそんなことしてるんですか?」
三人それぞれから反応があった。
不快な情報を流すものでもなかったし、やめさせようとはならなくてよかった。
こーちゃんは俺と付き合ってるって書かれたけど、そんなの自分で振り払っていくからな。
「高校なんて三年間しかないんだから、みんなに楽しく過ごしてほしいからだって」
翌日金曜日の放課後の生徒会。
今日も仕事はたまりにたまっている。
俺と哀淋と幹が机にかじりついていて、こーちゃんが動き回る仕事をしてくれている。
四分の三も消化された頃、俺が「少し休憩」と号令を出した。
「そういえば朝宮、裏生徒会の件はいいの? 特定しようって言ってたけど放っておいたままじゃない?」
哀淋が指を組んで腕を前に伸ばしながら言って来た。
あ、言うの忘れてた。
「あれ九条先生だよ」
「「「………え」」」
あれ? 誰も気づいてなかった?
「朝宮、知ってたの?」
「いや。この前の伽藍の生徒会室での話の出方が、内部じゃないと知ることが出来ない感じだったからな。転入生の伽藍は除外して、残るのは生徒会メンバーと顧問。みんなを疑うより先に九条先生に訊いてみたら、そうだよって案外あっさり認めた」
「ほんとに先生だったの?」
「でも九条先生なら何年も前からやれててもおかしくないっすね」
「なんで先生がそんなことしてるんですか?」
三人それぞれから反応があった。
不快な情報を流すものでもなかったし、やめさせようとはならなくてよかった。
こーちゃんは俺と付き合ってるって書かれたけど、そんなの自分で振り払っていくからな。
「高校なんて三年間しかないんだから、みんなに楽しく過ごしてほしいからだって」