会長のお気に入りかよ‼-百花繚蘭-【完・番外編追加中】

九条先生に問い詰めたとき、少し淋しそうにそう答えた。

きっかけや今も続けていることには、俺には言えないような理由もあるんだろう。

俺もやめさせるつもりはなかったからそれ以上は追及しなかった。

「そうだこーちゃん。俺卒業したら一人暮らしするんだけど、こーちゃんも卒業したら一緒に暮らさない?」

「「………は?」」

「え、どうしたんですか急に」

幹と哀淋は間の抜けた顔になって、こーちゃんは困った顔になってしまった。

「俺としては急にでもないんだけど、こーちゃんと一緒ならずっと楽しく過ごせそうだなって思って。こーちゃんと一緒にいるの、俺すきだから」

「「………」」

引き続き言葉を失っている幹と哀淋。

こーちゃんは唇の端で笑った。

「いいですよ。私もけいちゃんと一緒なら気兼ねしなくていいし隠すこともないし。ちなみにどのくらい期間を考えています?」

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