会長のお気に入りかよ‼-百花繚蘭-【完・番外編追加中】
ふー……少しすっきりしました。
なんかここまで愚痴を言えたら、もうどうでもいいやって気分です。
なるようにしかならねえさです。
「なるようにしか、なりません……」
全部……ぜんぶ。
……なくした記憶の向こう側には何があるのでしょうか……。
私が知らない方がいいことかもしれません。
……でも、一抹の恐怖心がありながらも、知りたいという思いを完全に消し去ることはできません……。
きっと、私が人間だからですね。
……不自由で自由な人間だからですね……。
思考が重たくなって、瞼も下がってきました……少しだけ寝てしまいましょうか……。
スマホの着信音に呼ばれて目を開けると、うー様は自分のベッドにいました。
背中が固まっています……。
のびをしながら起き上がって、机の上に置いたスマホを見ると、緒方くんからでした。
……強制参加ですか。うん、まあ……。
蔦子先輩に謝っておきました。