セイハンタイ




時刻はもう夕方で、空は薄暗くなっていた


でもまあ、日は伸びた方だな




バイクに乗る気分にもなれず、家も近いから歩いて帰ることにした



少し歩いてから、さっきの奏との距離を思い出す





「...ほん、とあいつ無防備にそういうことするから」



あんな綺麗な顔が目の前にあったら誰でも惚れ...いや俺何言ってんだ


別に俺は奏のことそういう風に見てるわけじゃねえし...




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