セイハンタイ




一瞬で空気が変わり、ピリついた




「ついに、か」


奏斗がぽつり、そう呟いた



ついに、終わる


未だ黒薔薇の奴らは、真相に気付いていない


いや、気付いていても、見て見ぬふりをしてるのだ



「二週間後か、さっさと退院して身体動かさねぇとな」


「唯、お前は来んなよ」


「ああ?!なんでだよ!」



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