セイハンタイ




「まだ傷も塞がったばっかでいつ開いちまうか分かんないんだろ?」



「ぐ...そうだけどよ」



唯は明後日、退院が決まってる
それでもいつ傷が開いてしまうか分からないから、過度な運動は禁止されている




「それでも俺は出るからな!」


「駄目だっつってんだろ!

唯がいなくても負けねーよ!」


「そういう問題じゃねえんだよ!!」



どうしても抗争に出たいのか奏斗と唯の言い合いが始まった



「じゃあ、退院して一週間後にまた父さんに聞きに来よう


父さんの許可が出れば奏斗も良いだろう?」



< 128 / 190 >

この作品をシェア

pagetop