セイハンタイ




自販機からレモネードを取り出し、顔を上げると遠くから黒薔薇の連中が歩いてくるのが見えた




今日はつくづくついてないな...




「...ひっ、.....か、かな、で...」


いち早く私に気付いた西条は怯えたように身体を震わせる


演技もここまで来れば褒めてあげたいくらいだね




「...てめぇ...まだ学校にいやがんのか」



「斎藤、いい加減俺たちに関わるの辞めてくれない?」




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