セイハンタイ
奏side




あれから約一週間が経ち、ついに今日は抗争の日



前日からほとんどの人が白薔薇のマンションに泊まり、準備をしていた



部屋で朝食を摂り、倉庫へ行くと何人かはもう白いパーカーを着ていた


「...ん、奏おはよ」


京介は眠そうに目を擦りながら私に声をかけてきた


「おはよ、京介

あんま寝てばっかりじゃ抗争中疲れるよ」



「...ん、今日は寝ない」



次に京介が顔を上げたときには、珍しく真剣な眼差しをしていた


それ程、今回の抗争は大きい




< 138 / 190 >

この作品をシェア

pagetop