セイハンタイ




奏斗と優介は今日の抗争の話し合い


京介は下っ端たちと何やら遊んでいて、私と唯はソファに座ってスマホを弄っていた




「今日で終わりだな」


ぽつり、独り言のように唯がそう言った



「そうだね」



「もし、黒薔薇の奴らが真相を知ったら、お前は戻るのか?」



その言葉を言う唯が、あまりにも寂しそうに言うから、思わず小さく笑ってしまった




「ふふ、まさか


私の仲間は白薔薇だよ」



「...そうか」



そして安心したような表情を見せ、再びスマホを弄り始めた




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