セイハンタイ




『奏』



不意に後ろから声をかけられ、振り返るとそこには黒薔薇の人達


元、だけど



黒薔薇の幹部たちはあの後直ぐに黒薔薇を引退し、今は元下っ端たちに黒薔薇を任せているらしい




「皆...」



「何度も言ってしまうが...」



『本当にすまなかった』



頭を下げる四人に私は首を横に振る


もう、満足するくらい謝ってもらったよ





「ありがとう、皆


また何処かで」




微笑みながら、それだけ伝えて四人に背を向けた



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