セイハンタイ
それから数時間経って、奏は奥の部屋から出てきた
大我さんから聞いたけど一応誰か聞くと、あいつもあいつで
「あんた誰」
と聞いてきた
名前を言えば納得したようで、小さく頷いていた
その後俺が裏切り者ということを信じてないことも伝えると、奏はフードで顔が見えないのに分かるほど驚いていた
俺らの総長、奏斗はこいつは裏切ってないって信じてるから、俺らもそれを信じた
今思えば、奏斗の苗字をちゃんと確認しておけば直ぐ気付いたのにな