セイハンタイ




校門まで歩いている途中、ふと京介がそんなことを言い出した

その言葉に私と唯は思わず顔を歪める



京介の勘は怖いくらいに当たるのだ







「...何も、無いと良いな」



ぽつり、そう呟いた








私の願いはいつもいつも裏切られる


仲間が傷付くところなんか見たくない




< 97 / 190 >

この作品をシェア

pagetop