揺れる想い〜その愛は、ホンモノですか?〜
そんな梨乃だから、鈴の恋愛事情にも、容赦なく切り込んで来る。
「私、女子高だったから、出会いが全然なくて・・・。」
そう言った鈴に
「私だって、女子高だよ。」
と答える梨乃。
「えっ?」
「女子高だから、出会いがないなんてウソ。そりゃ学校と家の往復に終始してれば、そうかもしれないけどさ。だいたい女子高なんて、合コンの誘いが山のように来るでしょ。」
「ご、合コン・・・?」
世の中に、そう呼ばれるイベントがあることは、さすがに知っているけど、高校生には無縁のものだと思っていたし、自分の周りでも、そんな話はほとんど聞いたことはない。鈴が驚いていると
「えっ、鈴は合コンしたことないの?真面目な学校だったんだねぇ。お嬢様学校?」
「そ、そんなことないけど・・・。」
世にも珍しい人を見るように言われ、鈴はたじろぐ。
「だってさ、例えば中学時代のクラスメイトの男子に連絡とって、3対3でカラオケ行けば、それで立派な合コンじゃん。」
「・・・。」
「ま、今更過去のことを言っても仕方ないけどさ。どうなの、サークルやクラスに気になる人、いないの?」
「うん、まだそこまで余裕がないと言うか・・・。」
すっかり気後れしている鈴に
「もったいないなぁ。鈴ほどのビジュアルがあれば、もうどこに出たって、引く手あまたのはずなのに。私にも少し分けてよ。」
と梨乃。
「えっ、私なんか垢抜けてないし、梨乃とは全然違うし・・・。」
頭を振る鈴に
「う〜ん、鈴は自分のことが全然わかってないんだね。」
と梨乃はやや呆れ顔。
「じゃ、取り敢えず合コンデビュー、してみよっか?」
「えっ?」
「ちょうどさ、もう1つのサークルの方で今、話が、持ち上がっててさ。メンバーどうしようって思ってたから、鈴、一緒に行こうよ。」
「でも私、梨乃のサークルのメンバーじゃないし。」
尻込みする鈴に
「そんなとこで遠慮してたらダメ。そういう機会は逃さずに積極的に行かないと。ということで、今度の金曜、空けといてね。」
有無を言わさずにダメを押す梨乃。
(そっか、そうだよね。大学生になったら、何事も積極的にって決めたんだよね。よし・・・。)
鈴も覚悟を決めた。
「私、女子高だったから、出会いが全然なくて・・・。」
そう言った鈴に
「私だって、女子高だよ。」
と答える梨乃。
「えっ?」
「女子高だから、出会いがないなんてウソ。そりゃ学校と家の往復に終始してれば、そうかもしれないけどさ。だいたい女子高なんて、合コンの誘いが山のように来るでしょ。」
「ご、合コン・・・?」
世の中に、そう呼ばれるイベントがあることは、さすがに知っているけど、高校生には無縁のものだと思っていたし、自分の周りでも、そんな話はほとんど聞いたことはない。鈴が驚いていると
「えっ、鈴は合コンしたことないの?真面目な学校だったんだねぇ。お嬢様学校?」
「そ、そんなことないけど・・・。」
世にも珍しい人を見るように言われ、鈴はたじろぐ。
「だってさ、例えば中学時代のクラスメイトの男子に連絡とって、3対3でカラオケ行けば、それで立派な合コンじゃん。」
「・・・。」
「ま、今更過去のことを言っても仕方ないけどさ。どうなの、サークルやクラスに気になる人、いないの?」
「うん、まだそこまで余裕がないと言うか・・・。」
すっかり気後れしている鈴に
「もったいないなぁ。鈴ほどのビジュアルがあれば、もうどこに出たって、引く手あまたのはずなのに。私にも少し分けてよ。」
と梨乃。
「えっ、私なんか垢抜けてないし、梨乃とは全然違うし・・・。」
頭を振る鈴に
「う〜ん、鈴は自分のことが全然わかってないんだね。」
と梨乃はやや呆れ顔。
「じゃ、取り敢えず合コンデビュー、してみよっか?」
「えっ?」
「ちょうどさ、もう1つのサークルの方で今、話が、持ち上がっててさ。メンバーどうしようって思ってたから、鈴、一緒に行こうよ。」
「でも私、梨乃のサークルのメンバーじゃないし。」
尻込みする鈴に
「そんなとこで遠慮してたらダメ。そういう機会は逃さずに積極的に行かないと。ということで、今度の金曜、空けといてね。」
有無を言わさずにダメを押す梨乃。
(そっか、そうだよね。大学生になったら、何事も積極的にって決めたんだよね。よし・・・。)
鈴も覚悟を決めた。