揺れる想い〜その愛は、ホンモノですか?〜
こうして、順調(?)に仲を深めて来た2人。そしていよいよ・・・。
(あれ、だよね・・・。)
そんなことを考えては、鈴は1人顔を赤らめる。
(あんなことするの、絶対無理。だって裸になるんだよ。達也さんに裸を見せるんだよ。そんな死ぬほど恥ずかしいこと、絶対に無理!)
かつて、ビーチで水着になるのすら、あんなに抵抗があった鈴は、そんなふうに悶絶する一方で
(でも、そうは言ったって、誰もがいつかは通る道。だとしたら、そのお相手は達也さん以外はあり得ない。達也さんじゃなきゃ、絶対に嫌!)
と強く思う。
そしてもう1つ
(こればかりは、私の方から誘うなんて、死んでも無理だよ。)
自分から誘って達也に、はしたない女だと思われたら、大袈裟でなく、生きて行けない。紳士の達也さんの彼女である自分も、淑女でなければいけないんだから。
そんなことを考えながら、ネットを検索したり、ものの本を開いてみれば
「初エッチまでに最適な期間は、付き合い始めてから1ヶ月か、3回目のデートが1つの目処。」
と世間がおかしいのか、自分があまりにも現代の感覚からズレているのかは知らないが、とても理解し難いことが書いてある。
とうとうわけがわからなくなった鈴は、梨乃に相談を持ち掛けた。
「確かにエッチを女から誘うのは、勇気はいるよね。」
とまずは梨乃にしては、穏当な答えが返って来たが
「でもさ。鈴みたいにヴァージン拗らせちゃうと、そうなっちゃうんだけど、エッチを神聖化し過ぎ。」
「えっ?」
「もうちょっと気楽に、済ませとけばよかったんだよ。」
とたたみかけられて絶句。
(ヴァージン拗らせてるって・・・この齢で未体験って、そんなに変なの?)
と戸惑っていると
「男と女の関係で、エッチは付き物っていうか、大切なものなんだから。それは避けられないし、相手を好きになれば、したくなるのが当たり前。変に恥ずかしがる必要なんか、何もないよ。」
と続く言葉に、鈴は頷くしかない。
「鈴、いい?身体の相性って、やっぱりあるし、付き合ってく上では重要な要素。まして結婚をするとしたら、何十年とその人と一緒にいることになるんだよ。身体の相性合わなかったら、最悪だよ。」
「う、うん・・・。」
「だとしたらさ、するしかないじゃない。それ以外に、相性確かめる方法ある?」
そう言って梨乃は、鈴の顔を覗き込む。
(あれ、だよね・・・。)
そんなことを考えては、鈴は1人顔を赤らめる。
(あんなことするの、絶対無理。だって裸になるんだよ。達也さんに裸を見せるんだよ。そんな死ぬほど恥ずかしいこと、絶対に無理!)
かつて、ビーチで水着になるのすら、あんなに抵抗があった鈴は、そんなふうに悶絶する一方で
(でも、そうは言ったって、誰もがいつかは通る道。だとしたら、そのお相手は達也さん以外はあり得ない。達也さんじゃなきゃ、絶対に嫌!)
と強く思う。
そしてもう1つ
(こればかりは、私の方から誘うなんて、死んでも無理だよ。)
自分から誘って達也に、はしたない女だと思われたら、大袈裟でなく、生きて行けない。紳士の達也さんの彼女である自分も、淑女でなければいけないんだから。
そんなことを考えながら、ネットを検索したり、ものの本を開いてみれば
「初エッチまでに最適な期間は、付き合い始めてから1ヶ月か、3回目のデートが1つの目処。」
と世間がおかしいのか、自分があまりにも現代の感覚からズレているのかは知らないが、とても理解し難いことが書いてある。
とうとうわけがわからなくなった鈴は、梨乃に相談を持ち掛けた。
「確かにエッチを女から誘うのは、勇気はいるよね。」
とまずは梨乃にしては、穏当な答えが返って来たが
「でもさ。鈴みたいにヴァージン拗らせちゃうと、そうなっちゃうんだけど、エッチを神聖化し過ぎ。」
「えっ?」
「もうちょっと気楽に、済ませとけばよかったんだよ。」
とたたみかけられて絶句。
(ヴァージン拗らせてるって・・・この齢で未体験って、そんなに変なの?)
と戸惑っていると
「男と女の関係で、エッチは付き物っていうか、大切なものなんだから。それは避けられないし、相手を好きになれば、したくなるのが当たり前。変に恥ずかしがる必要なんか、何もないよ。」
と続く言葉に、鈴は頷くしかない。
「鈴、いい?身体の相性って、やっぱりあるし、付き合ってく上では重要な要素。まして結婚をするとしたら、何十年とその人と一緒にいることになるんだよ。身体の相性合わなかったら、最悪だよ。」
「う、うん・・・。」
「だとしたらさ、するしかないじゃない。それ以外に、相性確かめる方法ある?」
そう言って梨乃は、鈴の顔を覗き込む。