君に、この花言葉を
黄色、オレンジ、白、赤、ピンクなどたくさんの同じ種類の花が咲いているものの、種類まではわからない。その時、後ろから声をかけられた。
「この花はポピーって言うんだ。ケシ科の植物で約百五十種が世界に分布してるって言われてる」
その声に驚いて振り向くと、私の胸がトクンと音を立てた。私より少し背が高くて可愛らしい顔立ちをしたふわふわの髪の男子生徒が立っている。
「ポピーって言うんですね。教えてくれてありがとうございます」
私がそう言うと、「僕をはじめ園芸部が育ててるんだよ」と男子生徒は笑う。その笑顔は目の前にいるのは男子なのに可愛いと思ってしまった。
「君、新入生だよね?よかったら園芸部に入らない?綺麗な花を年中見れるよ」
男子生徒にそう言われ、私は自然と頷いてしまっていた。植物を育てるなんて小学生以来なのに、入りたいって何故か思ってしまった。
この鼓動は、一体何?
それから一年。私は高校二年生になった。園芸部に入ったおかげで花の種類にも詳しくなったと思う。
「華、今日の水やり当番は僕だよ?」
「この花はポピーって言うんだ。ケシ科の植物で約百五十種が世界に分布してるって言われてる」
その声に驚いて振り向くと、私の胸がトクンと音を立てた。私より少し背が高くて可愛らしい顔立ちをしたふわふわの髪の男子生徒が立っている。
「ポピーって言うんですね。教えてくれてありがとうございます」
私がそう言うと、「僕をはじめ園芸部が育ててるんだよ」と男子生徒は笑う。その笑顔は目の前にいるのは男子なのに可愛いと思ってしまった。
「君、新入生だよね?よかったら園芸部に入らない?綺麗な花を年中見れるよ」
男子生徒にそう言われ、私は自然と頷いてしまっていた。植物を育てるなんて小学生以来なのに、入りたいって何故か思ってしまった。
この鼓動は、一体何?
それから一年。私は高校二年生になった。園芸部に入ったおかげで花の種類にも詳しくなったと思う。
「華、今日の水やり当番は僕だよ?」