君に、この石言葉を
Citrine & Emerald
20××年、世界中でとある恐ろしい病がパンデミックを起こした。感染した者は三人に一人が亡くなるという病で、私が働く感染症研究センターでは日々ワクチンの開発研究が進められている。早くワクチンを完成させないと!
病の資料などを片手に調合を進める私の腕につけられたシトリンのブレスレットが揺れる。このブレスレットを見ると、ワクチンを私が作るんだという気持ちが大きくなるんだ。だってこれは、恐ろしいこの病で死んだ私の親友がくれた大切な形見なんだから!
「園原(そのはら)、ボウッとしてないで早く手を動かせ。ワクチンを多くの人が待ち望んでいる」
いつの間にかボウッとしていたらしい。厳しいことで有名な佐々木(ささき)さんに怒られちゃった。佐々木さんにはこうしていつまで経っても怒られっぱなしなんだよな〜……。
「ワクチンは、とりあえずマウスで作ったものを試して効果を見てみます」
私がそう言うと、「わかった」と言い佐々木さんは私から離れていく。厳しいけどかっこいいんだよなぁ。
病の資料などを片手に調合を進める私の腕につけられたシトリンのブレスレットが揺れる。このブレスレットを見ると、ワクチンを私が作るんだという気持ちが大きくなるんだ。だってこれは、恐ろしいこの病で死んだ私の親友がくれた大切な形見なんだから!
「園原(そのはら)、ボウッとしてないで早く手を動かせ。ワクチンを多くの人が待ち望んでいる」
いつの間にかボウッとしていたらしい。厳しいことで有名な佐々木(ささき)さんに怒られちゃった。佐々木さんにはこうしていつまで経っても怒られっぱなしなんだよな〜……。
「ワクチンは、とりあえずマウスで作ったものを試して効果を見てみます」
私がそう言うと、「わかった」と言い佐々木さんは私から離れていく。厳しいけどかっこいいんだよなぁ。