【完結】午前2時の殺人事件
「なんで、島本さんまで……?」
「知るかよ!」
「ねぇ、大谷くん!なにか知らないの!?」
「……いや、何も」
大谷瞬の顔が、曇ったのが分かった。
その顔を見た蜂谷隆平が、一言だけ問いかけた。
「……お前、何か隠してるだろ?」
「……はっ?何かって、何だよ」
「なぁ、お前ら昨日、部屋で何してた?」
その言葉を聞いた大谷瞬の顔が、変わった。
そして俯いて黙り込む。
「何してたって言われても……別に何もしてねぇよ」
「言えよ、正直に!お前と島本、昨日部屋で何してた?」
「……セックスした、島本と」
「えっ!?」
「はっ!?」
「ウソ……」
ーーー大谷瞬が言ったその言葉に、みんなは絶句した。
大谷瞬は、観念したように話しだした。
みんなは驚きながらも、話を聞いていた。
「……アイツが、俺のこと好きだから抱いてくれって言ったんだ。俺は断ったんだ。だけど、どうしても抱いてくれって言うから……だから、セックスした」