【完結】午前2時の殺人事件
「ね、ねぇ……なんか、怖くない?」
「って言われても……俺たちはどうすればいいんだ?」
「だってこの屋敷、明らかに変でしょ?リビング以外は電気が付いてないし」
「俺も思ってたけど……そもそも、俺たちになにか共通点でもあるのか?」
「え?いや、だってあたしたち、今日が初対面でしょ?共通点って言っても、わからないよ……?」
そんな会話をしているうちに、気が付けば時計の時刻がちょうど18時を指していた。
みんな一斉に時計を見る。
「もう、こんな時間なのね」
「これからどうする?」
「えっ、ていうかそもそも、あたしたちいつまでここにいれば良いの?」
「それな。俺たちがここに招待された理由も分ってない故、なんでこうなったのかも分かってねぇよ」
「……とりあえず、お茶でも淹れる?」
「そうね。そういや、キッチンってどこ?」
「この部屋出て少し進んだら、左手にあるみたいだよ」
「じゃあ、あたし行きます」