【完結】午前2時の殺人事件
第7章
ーーーーー…
「………ん……」
あれわたし、いつの間にか寝ちゃってたんだ………。
あれから何時間寝ていたのかわからない。
時計を見ると、時計の針はすでに午前2時40分を過ぎていた。
「………っ!」
やばい………!
隣を見ても、蜂谷さんはいなかった。
蜂谷さんの予想では、今日また一人誰かが殺されるって言っていた。
それを確認するため、急いで部屋を出て、静かにみんなの部屋を開ける。
大谷くんはいる………。
大谷瞬がいることを確認し、わたしはもう一つの部屋へと入った。
するとそこに………。
「……え?」
中原葵の姿はあるのに、江川真弘の姿がなかった………。
「……江川くんがいない」
まさか本当に、殺された……!?
「中原さん、起きて!中原さん!」
「んー………?平林さん、どうしたの………?」
「江川くんがいないの!」
「………えっ!?ほんとですか!?」