【完結】午前2時の殺人事件
第1章
ーキッチン組ー
キッチンのドアを開けて、電気をつける。
しかし、古びているせいか、どことなく電気を付けても暗い感じがした。
「ここがキッチン?」
「……そうみたいだな」
「なんか、古びてない?」
「古いお屋敷だからかな?」
「……とりあえず、冷蔵庫開けてみるか」
冷蔵庫を開けてみるけど、ほぼなにも入ってなかった。
入っているのは、ミネラルウォーターのボトルやお茶のボトルだけだった。
「なにも入ってないね……」
「あるのはミネラルウォーターとお茶、あとはカップ麺だけか……」
大谷瞬が冷蔵庫横にある棚を開けていたらしく、その棚の中を見て言った。
その棚の中には、大量のカップ麺が置いてあった。
「はぁ?これしかないの?」
「みたいだね。お米もないよ」
「はぁ?マジかよ」
「とりあえず、お湯沸かす?これしか食べる物ないんだし、これでしのぐしかないよ」
「そうだね。そうしよう」