青空が君を笑顔にするまで
・第十一章
4月、新しい、高校生活がスタートした。
私の起床時間は早い。
午前5時。
中学校の時よりも通学時間は倍以上かかるし。
校舎は凄く新しくて綺麗なんだけれど。
まだ何回見ても見慣れない。
正門入るとすぐに大きくて立派なお城のような校舎がいつも目にドカンと飛び込む。
周りにいる友達は新しい顔ばかりで上品そうな子が多くて、緊張の日々が続いていた。
新生活、楽しいというよりもついていくので必死だった。
学校生活少しなれた頃に中間試験はすぐに始まってしまうし。
高校生活ってこんなに大変だと思わなかった。
そして、一ヶ月後。
久々ぶりに仁からラインが来た。