青空が君を笑顔にするまで
❀仁:【バレー部に入った。】
ふーん。
私は茶華道部に入ったよ。
❀仁:【マネージャーが可愛い!】
あー、そう、私、焼きもちなんか全然焼いてませんから!
❀仁:【彼女が欲しい。】
私も彼氏が欲しい。
仁が部活の集合写真を送ってきた。
❀仁:【下の段の一番左端にいるやつのことどう思う?】
私は直ぐに仁だときづいた。
✿ハル:【まあ、髪の毛モフモフって感じで良いと思うよ。】
あっ、どうしよう、私なにか意味不明なことを言ってる?
❀仁:【そっかー、……それだけ?】
✿ハル:【……うん】
❀仁:【今度、どっか行こうか。】
仁が私を誘ってくれた。
生まれて、初めて、誘ってくれた。
嬉しい!
✿ハル:【えっ、どこに?】
❀仁:【行きたいところ、ある?】
✿ハル:【綺麗な所。】
❀仁:【綺麗な所……?よしっ、今度の土曜日、綺麗な公園へ一緒に行こうか。】
✿ハル:【うん、行く!】
もう、かれこれ4ヶ月くらい仁の顔を見ていない。
やった、仁と久しぶりに会える。
だけど、私はいつも仁と顔を合わすと素直になれない。
素直な可愛い女の子になりたい。