恋愛イデアル続編
それはコンテンツがもつ、木の構造が
【それはコンテンツがもつ、木の構造が】

イデアルと長月遥の書簡。
メッセージアプリから。

「しかし、小説や言語は枝分かれした、いわば、木構造かもしれないよ」

「それはわからないわね」長月遥は答える。

草木が街に繁る。空き地が目立つ。

「同じところをぐるぐると探索していている気もしますね」長月遥が指摘した。

(この迷宮的な感覚(ストレイシープ)は小説などが有する、木の構造がもたらしたものだろうか?)
< 105 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop