恋愛イデアル続編
焚き火
[焚き火]
近所の自然体験教室に長月遥やリンネも参加する。
焚き火が炊かれ、ぜんざいが振る舞われる。寒い冬の日だが気持ちはあたたかい。
長月遥は焚き火をぼんやりと観ていた。枯れ草や薪が爆ぜるようにして燃える。火は自然からの贈り物だ。
―たしか、プロメテウスが神々の火を盗んだんじゃなかったか。
―ウサギが火を盗んだともアメリカ先住民は伝えるぞ。
去年の雪はふりつもり。
今年が終わるのだ。
長月遥はココアを飲んだ。
近所の自然体験教室に長月遥やリンネも参加する。
焚き火が炊かれ、ぜんざいが振る舞われる。寒い冬の日だが気持ちはあたたかい。
長月遥は焚き火をぼんやりと観ていた。枯れ草や薪が爆ぜるようにして燃える。火は自然からの贈り物だ。
―たしか、プロメテウスが神々の火を盗んだんじゃなかったか。
―ウサギが火を盗んだともアメリカ先住民は伝えるぞ。
去年の雪はふりつもり。
今年が終わるのだ。
長月遥はココアを飲んだ。