恋愛イデアル続編
あたしは椎子
[あたしは椎子]

あたしは椎子。

恋愛したい。
なにか手っ取り早いアルコールのようなものを飲みたい。

セックス中毒。

あたしは鍋物をつくっていた。白菜。
エプロン着て。
そういえば、むかしヨーロッパが寒くなった時代にブリューゲルの絵画が描かれたのだった。(注:絵画から過去の気候を推計する研究があるのだ)

あたしはエゴン·シーレを思い出す。
だがエゴン·シーレも残念ながら詳しくない。しかし、その手の煩悶は確かに興味を惹くもの。

安価で手っ取り早い暖炉。

それが必要とされた。
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