恋愛イデアル続編
危機は認識できるのか?
長月遥は日本で生まれた女子高生だ。

野草を調理し食べるのが趣味である。
「問題はサステイナブルなものです。
組織や地域の社会には新しい血が必要なのです」
「それはそうだな」とリンネ。
「しかし、サステイナブルとは何だ?
危機を我々は認識し生き抜くことが出来るのか?」とイデアル。
「どういうことよ」
「危機が認識出来るのか、ということだ。我々は仮に自然災害が起きたとして、それを認識できるものか?」
「いわば危機の哲学ですね」
「そうだ。
自然災害を認識し、痕跡を言語化できるものだろうか」

長月遥は話題を変える。

「博物館や文学はどうでしょうか」
「危機は征矢のごとく迫りける、だな」とリンネ。

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