君は無垢なフリをして​───本当は野獣。
「鬼塚…あぁ、祖父ですね。で、祖父に言われてというのは…?」



目の前に立つ超絶綺麗な男の子は、礼儀正しい言葉使いで私に問う。



「孫のカグヤって人と暮らしてくれないかって…」


「…俺と?」



あれ?この人がカグヤだったのか。

え?でも男の子と同居…?

あと何か…さっきと声のトーンが変わったような…



「俺と一緒に暮らせ、ねぇ…」



ボソボソと呟いている。



「あ、あの」


「入ってもらってもいいですか?」



私が言葉を発するよりも早く、ニッコリと笑う彼に部屋に入るよう促される。


その言葉はどこか威圧的で、逆らうことが出来ないような雰囲気だった。



「あ、じゃあ、お邪魔します…」



パタン…と私の背後で扉が締まる。


と―――…



――バンッ!



え゛。


いったい…何が起こっているのでしょう…?
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