君は無垢なフリをして​───本当は野獣。

*******

「ごめんねぇ、うるさくて。」


「《いや?別に。》」



何故か貧乳の家で飯を食わせてもらった俺。


貧乳の母親は俺を気に入ったようで、泊まっていけと勧められた。



「私、床で寝るからっ。架琉くんは小さいけど、ベッドで寝てね!」



そう言って貧乳は床に横になる。


………。



「《いや、可笑しいだろ。》」


「ほぇ?」


「《何で女のお前を床で寝かせて男の俺が上なんだよ。》」



指摘すると、明らかに面食らった顔。


……あぁ、もう!



「《おら!こっち来いよ!》」


「およ?!」



んだよコイツ、超軽い。


抱き上げると、そのまま乱暴にベッドに横にする。



「ふぎゃっ!」


「《ぶははっ!色気ねぇ声。》」
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