君は無垢なフリをして​───本当は野獣。
「神弥ちゃーん!」


「ホントはナニもついてねーんじゃねーの?!」


「ぎゃははっ!マジ有り得る!」


――「なぁ、お前ら。俺のことからかって面白いか?」



162センチの神弥は同じクラスの頭の悪そうな金髪頭に、溜め息を吐きながら問いかけた。



「んだよ、その目ぇ!」


「見てんじゃねーぞ、クラァ!」


「やるんか、おー?!」



金髪たちは神弥に突っかかる。


と。



「神弥っていう名前が女の子みたいなら、(みかど)っていう私の名前も男の子みたいだよね!」


「「「「は?」」」」



神弥も金髪たちも、いきなりの部外者の登場に驚きを隠せず。


そんな神弥たちを見て、帝と名乗った女の子は笑った
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