君は無垢なフリをして​───本当は野獣。
馬鹿にしたように鼻で笑われて…


そんな笑いで羨ましい?


…全然、理解不能。



「あんた、今後一切架琉くんに近づかないって約束しなさいよ!」


「私たちは中野 神弥親衛隊〝KAGUYA〟とは敵対関係にあるけど、ついでだから言っとくけど、中野くんにも近づかないでよ!」


「あの2人には親衛隊の私たちでさえも、まだ受け入れてもらってないんだから!」



……それって、相手にされてないってことなんじゃ…


しかも、中野 神弥も親衛隊がいたんだ。


中野 神弥親衛隊〝KAGUYA〟…


何で中野 神弥は下の名前なんだろ。



「ふ…ふん!私たちの剣幕に怖じ気づいたようね!」


「これに懲りたら、架琉くんに近づかないことね!」



・・・・・。


むしろあんたたちの方が怖じ気づいてるように見えるけど?


…よくもまぁ、喋ること。


あんまりうるさいと、私も我慢出来ないんだけど…?
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