君は無垢なフリをして───本当は野獣。
6
「座れば?」
「お…ぅ。」
まだ外で話している崇大と母さん。
私は中野 神弥をリビングに通して、ソファーに座るよう促していた。
「…なぁ。」
「ん?」
中野 神弥が私を見上げているから、私は中野 神弥の隣に腰を下ろした。
「その…悪かった。」
「え?」
「架琉が来たから言えなかった。けど、無理矢理ヤろうとしたこと…悪かった。」
あぁ…
朝の中野 神弥はそれを言おうとしてたんだ。
「あと…朝言ったコト、マジだから。」
「朝言ったこと?」
「俺が…花菜だけが必要―――――――好きだってこと。」
「
………………え?」
今、好きだって。
言わなかった?
「同居するずっと前から知ってんだよ、花菜のこと。」
「お…ぅ。」
まだ外で話している崇大と母さん。
私は中野 神弥をリビングに通して、ソファーに座るよう促していた。
「…なぁ。」
「ん?」
中野 神弥が私を見上げているから、私は中野 神弥の隣に腰を下ろした。
「その…悪かった。」
「え?」
「架琉が来たから言えなかった。けど、無理矢理ヤろうとしたこと…悪かった。」
あぁ…
朝の中野 神弥はそれを言おうとしてたんだ。
「あと…朝言ったコト、マジだから。」
「朝言ったこと?」
「俺が…花菜だけが必要―――――――好きだってこと。」
「
………………え?」
今、好きだって。
言わなかった?
「同居するずっと前から知ってんだよ、花菜のこと。」