ある冬の日の物語



そんな徹はなぜか話しかけてきた。


「なんか用?」

「だから…今日転校生がクラスに来るんだってさ」

「だからなに?」

「だからそれがちょ………」




ガラッと扉が開き、クラス内はざわめいた。



「蝶子ちゃん?」

「まさかそんなはず……」

「やっぱそっくりだよな??」

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