愛情のカタチ 〜宝物〜
――――…
"ギャー、ンギャー、オンギャー"
元気な赤ちゃんの泣き声だ!
俺は顔を上げて、分娩室の扉の前に行った。
扉が開き、ストレッチャーに乗せられて茜が出てきた。
安堵の顔を見せてくれた。
笑顔でいる茜。
「超痛かった!(笑)赤ちゃん、男の子だよ!」
「そんだけ、元気なら大丈夫だろ!(笑)」
俺は、笑いながら涙を流していた。
「茜、ありがとうなっ!」
「ふふっ、ブサイク!(笑)」
茜は病室へと運ばれ、俺も一緒に向かった。