愛情のカタチ 〜宝物〜


俺等の家は、お互いの実家の丁度中間地点。


元々、俺ん家の土地で空き地になっていた場所だ。


じいちゃんが、俺が結婚したら家建てろってくれた土地。


小さい頃は、よく空き地で遊んだ覚えがある。



「わぁ〜!」


家に着くと、茜が声を上げた。


「凄い!庭!!ねー、洋太、花壇作って良い?!」


「おー。ひまわりでも育ててみろ。(笑)」


「ねー、洋太!玄関ひろーい!」


「何人客が来ようと、靴置けるな!(笑)」


「ねー、見て!!リビング、吹き抜けー!」

「おい!調子に乗って階段上るな!落ちると大変だぞ!」


俺は、焦って興奮する茜を止めた。(笑)






< 3 / 16 >

この作品をシェア

pagetop