愛情のカタチ 〜宝物〜
俺等の家は、お互いの実家の丁度中間地点。
元々、俺ん家の土地で空き地になっていた場所だ。
じいちゃんが、俺が結婚したら家建てろってくれた土地。
小さい頃は、よく空き地で遊んだ覚えがある。
「わぁ〜!」
家に着くと、茜が声を上げた。
「凄い!庭!!ねー、洋太、花壇作って良い?!」
「おー。ひまわりでも育ててみろ。(笑)」
「ねー、洋太!玄関ひろーい!」
「何人客が来ようと、靴置けるな!(笑)」
「ねー、見て!!リビング、吹き抜けー!」
「おい!調子に乗って階段上るな!落ちると大変だぞ!」
俺は、焦って興奮する茜を止めた。(笑)