校内1の王子に『恋』しました
私たちは帰ろうと、歩いている。

「あれ、遥人?」

すると後ろから声がした。

…すっごくかわいい女の子がいた。

誰?この人。

『…由梨?』

遥人先輩の知り合いなの…?

「やーっぱり遥人だ!こんなところで会えるなんてね〜」

その由梨と呼ばれた女の人は遥人と仲良さげに話している。

「…隣の子は?」

「俺の彼女」

そう言った途端、彼女がわたしを睨んだ気がした。
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