校内1の王子に『恋』しました
「なにしてんの?」

『あ、遥人先輩!ぜんぜん膨らまないんですよ!』

もう酸欠なりそうだよ〜

「ぷっ浮き輪ないと泳げないんだ?」

キっと先輩を睨む。

それ禁句ですよ??

「俺に貸してみ」

先輩に浮き輪を渡すと、ぷうぷう膨らませる。

『すご…わたしもやります!』

がしかし、いくらやっても膨らまない。

「下手すぎない?俺がやる」

そう言ってわたしが口付けていたところに重ねる。
< 148 / 360 >

この作品をシェア

pagetop