校内1の王子に『恋』しました
怖すぎて目も開けられない。

『キャー!』

ひったすら叫んで終了。

おわったあとはもう抜け殻の状態だった。

『…はあ…こわかったあ』

「ハハッ!まじおもしろかった〜」

裕也がお腹を抱えて大爆笑している。

『ちょっと笑わないでよ!こっちは必死なんだから!』

「ぷっわりいわりい」

ほんとに反省してんのか〜?

わたしはこのとき気がつかなかった。

遥人先輩がわたしのことを見ていることには_。
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