校内1の王子に『恋』しました
いまはとにかくなんでもいいから先輩のことを考えたくなかった。

そのあと色々なところを回った。

なんだか付き合ってる頃みたいで楽しかった。

「ひっさびさにはしゃいだな」

『クスッ裕也もうクタクタじゃん』

「おまえがお化け屋敷でギャーギャー言うからな?」

裕也はわたしがお化け屋敷苦手なこと知っているから、守ってくれたときは頼もしかった。

今ごろ先輩達はなにしてるんだろう…?

そればかり気になっていた。

「…今誰のこと考えてる?」

『え?』

「成瀬先輩なんだろ?」
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