校内1の王子に『恋』しました
_遥人が卒業する日を思い出した。
『遥人、おめでとう!』
卒業証書を片手に持った先輩に言う。
「ありがと、美紅」
『あ、第1ボタンちょうだい?』
これ憧れだったんだよね。
「フッいいよ」
やった!手にしたボタンをみて喜ぶ。
「…あのさ、大事な話になるんだけど」
急に真剣な顔になる先輩。
ん?なに?
「大学生になったら、たぶんきっと忙しくて会いづらくなると思う。それでも平気?」
ちょっと悲しいけど大丈夫。
そのときはそう思って、平気なんて言ったけど全然平気なんかじゃなかった。
『遥人、おめでとう!』
卒業証書を片手に持った先輩に言う。
「ありがと、美紅」
『あ、第1ボタンちょうだい?』
これ憧れだったんだよね。
「フッいいよ」
やった!手にしたボタンをみて喜ぶ。
「…あのさ、大事な話になるんだけど」
急に真剣な顔になる先輩。
ん?なに?
「大学生になったら、たぶんきっと忙しくて会いづらくなると思う。それでも平気?」
ちょっと悲しいけど大丈夫。
そのときはそう思って、平気なんて言ったけど全然平気なんかじゃなかった。