校内1の王子に『恋』しました
そう言ってネックレスを私に見せてくる。

ッそれって…ペアネックレス…!

『な、なんであなたが…?』

「クスッいらないから捨ててって頼まれたの。遥人から」

うそ…。
でも真菜さんが持っているのはどう見ても遥人のネックレス。

一気に目の前が真っ暗になる。

「真菜ちゃーん!2番テーブルお願い!」

「はーい!…じゃあ行くね?これちゃーんと真菜が捨てとくから」

そう言って去っていった彼女。

遥人…どうしてよ。

カフェを出た私たちはゆっくりと歩きながら家へと向かう。
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