校内1の王子に『恋』しました
この様子を2人がニヤニヤしながら見ていることなんか知るよしもなかった。



食べ終わり、橘先輩の奢りで店を出る。

『ほんとにお金いいんですか?』

「いーのいーの!」

それならいいんだけど…。

「あ、そうそう。美紅ちゃん、ちょっといい?」

橘先輩に呼ばれる。

『なんですか…?』

「その、1つ聞きたいことがあって…」

聞きたいこと?なんだろう…。

ほんの少し顔が赤い気がする。
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