校内1の王子に『恋』しました
「…1人相手に大人数って…卑怯すぎだろ」

「ッだって、この子が遥人くんに近づくから!」

「…近づいたのはこの子じゃなくて俺なんですけど」

遥人先輩…。

「え…?」

「先輩たち、なんか勘違いしてるみたいなんで言っときますね?…何があっても俺はあんたらみたいな奴とは関わらねぇ。分かったらさっさと戻れ」

そういうと先輩たちは悔しそうに去っていった。

「覚えておきなさいッ」

1人の先輩がわたしの耳元で言い去った。
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